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人工降雨プロジェクト
AFJETSではマレーシアで人工降雨の実用化をマレーシア政府の委託により行っております。気温の著しい上昇を防ぐ他、ヘイズなどの空気汚染を防ぐため、マレーシアでは年間200時間程度の人工降雨を2009年度より行っています。
また日本における人工降雨実用化に向け、人工降雨技術の研究を九州大学西山浩司助教の下推進しております。
マレーシアで人工降雨を行っているC340A
1.人工降雨とは
2.液体炭酸法
3-1.人工降雨実験の成果1
3-2.人工降雨実験の成果2
3-3.人工降雨実験の成果3
4.将来に向けて
研究者紹介
九州大学 工学研究院 環境都市部門
西山 浩司(にしやま こうじ)
- 人工降雨とは - (文章・資料提供 西山浩司助教)
人工降雨とは,上空に存在する雲を人工的に刺激して雨や雪を降らせる技術です.具体的には,ヨウ化銀を地上から発煙する方法や,上空から飛行機でヨウ化銀やドライアイス,液体炭酸を撒布する方法を通して,氷の結晶(氷晶といいます)を作り,それを成長させて雨や雪にすることを言います.このプロセスが大規模かつ効率的に実施できれば,実用化が可能になり,水資源になるほどの水を上空の雲から得られることになります.しかし,自然の雲の内部で行われている降水プロセスが非常に複雑であることなどの理由で実用化には程遠いのが現状です.
では,実用化を進めていくためにはどのような点に着目すればいいでしょうか?図1に示しているように,どの地域,どのような気象条件で,どのような雲に対して,その雲のどの発達段階の下,どのような方法で,どのような物質を,どの程度撒布すれば,どの程度の降水が見込めるかという点に着目する必要があるでしょう.しかも,実用化の必要条件は,数滴の雨が降ればいいという訳にはいきません.1回の実験で数百万トン〜1千万トンの水を得ることができなくては実用化とは言えません.実は,そこまでの技術としては確立できていません.現実は,撒けば降るというものではなく,少しでも条件を間違えれば自然の雲は何も反応してくれません.従って,どこかに国が実施しているように,ロケットにヨウ化銀を詰めて雲に打ち込むというような大雑把な方法ではとても成功には結びつかないでしょう.
図1
人工降雨とは?
どのような地域(山岳)で
どのような気象条件の下で
どの種類の雲に対して
その雲のどの発達段階で
どのような方法で
どのような物質を
どの程度の量撒布するか
第一目標:人工的に降水を引き起こす
・降水が期待できない雲から降水を誘起する
・既に降水がある雲から効率よく降水を誘起する.
第二の目標:対象となる河川流域で
水資源として有効な増雨効果を示すこと
人工的な効果が雲の広い範囲に広がること
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